『ゲッサン』(小学館)にて連載中の『MIX』(あだち充作品)。
そのアニメが現在放送されています。
2019年4月6日(土)から放送されており、本記事では2019年9月28日放送の第24話(最終話)「似てると思わないか?」について、ご紹介します。
夏の甲子園・東東京大会の準決勝に進出した明青学園。
対戦相手は、エース三田 浩樹を擁する東秀高校。
好投を見せる投馬と三田。
試合は、0−0のまま、延長戦に突入する。
果たして、明青学園は勝つことができるのか・・・
目次
MIX第24話(最終話)のあらすじ(ネタバレ含む)
貧乏くじ
夏の甲子園・東東京大会準決勝、第一試合は明青学園(表)ー東秀高校(裏)。
試合は12回表が終わり、0−0の無得点。
12回の裏・東秀高校の攻撃。
この回のマウンドにも投馬が上がっている。
春夏は、大山監督に投馬の代わりに誰を投げさせるつもりだったのかと問い詰める。
- 大山監督「点を取られようと、取られまいと、投馬がマウンドを降りた時点でこの試合は終わりだ。」
- 春夏「そんな敗戦の責任の貧乏くじを誰に引かせるつもりだったの?」
- 大山監督「貧乏くじ、か」
こう呟くと、昔のことを思い出す大山監督であった。
それは20数年前の夏の甲子園・東東京大会準々決勝での出来事。
当時の明青学園のエースで走一郎と音美の実の父親である澤井 圭一(1年)が1塁ベースカバーに入った時に、ケガして病院に運ばれるというアクシデントが発生する。
後を引きついでマウンドにあがったのが投馬の父・立花英介(3年)であった。
この時のキャッチャーの現明青学園監督・大山吾郎(3年)は、英介に対して、誰も期待していないから気楽に投げろと指示すると、英介もこれに同意する。
これがいい結果を読んだのか、好投を見せる英介。
9回表に明青学園が点を取ると、9回裏のマウンドに上がった英介は打たれたくないという色気を出した結果、力みまくり、打たれてしまい、負けてしまうのであった。
このことをスタンドにいる英介がブツブツと話をしていると、音美に怒られてしまう。
12回裏も見事に0点に抑えた投馬を見て、英介は「調子に乗るなよ、投馬。」と呟くと、調子に乗ったことを走一郎に話す投馬である。
- 投馬「なんか、ここに来て、打たれる気がしなくなって来たぞ、走一郎。」
- 走一郎「調子に乗るな、ボール球に手をだす相手に助けられているだけだ。」(などと、投馬を諌める。)
- 投馬「だよな。そんな気がしていた。こちらはバテバテなのに。」
- 駒「素直だね。」
- 投馬「走一郎のいうことに、間違いねーよ、野球に関しては。」
- 今川「間違いねーか、それだけじゃないだろ。」
- 走一郎「ええ。試合中に、あいつを煽てるのは間違いです。」
- 投馬「走一郎のいうことに、間違いねー。」
13回表・明青学園の攻撃。
実況席にいる解説・表裏が何やらずっと見ているのに気が付いたアナウンサーが話しかけると、投馬はこんなピッチャーだったかと呟く。
明青学園のベンチでは、その投馬が座らずに、三田のピッチングをじっと見ている。
表裏がアナウンサーに投馬の投球フォームについて、解説をしている。
- 初回:めいいっぱい、ガムシャラに腕を振って投げているだけ。
- コントロール重視の回:無駄な力がかかっていて、とても9回を持つフォームではなかった。
- 終盤以降:完投完封する理想のフォーム。左右を逆にしたら、ほとんど三田君ですよ。
準決勝の決着
13回の裏・東秀高校の攻撃。
ベンチにいる三田は投馬の投球フォームを見て、「違う。そうだよ。」などとブツブツ言っている。
これを聞いた東秀高校の監督が三田に「いつから、あっちのコーチになったんだ」と話しかけると、三田は「単に野球が好きなだけだから。」と答える。
投馬がこの回も0点に抑えたので、マウンドに上がろうとする三田は、ベンチから出る時に、少しよろけてしまう。
三田は監督に「引き分け再試合なら、他のピッチャーにお願いしますね。」と言いながら、マウンドに向かうと、監督は「引き分け再試合か。笑えなくなってきたな。」と呟く。
14回表・明青学園の攻撃。
この回もマウンドに上がった三田は、見事に明青学園の攻撃をシャットアウトする。
なんと、延長戦に入ってから、1人もランナーを出さないパーフェクトなピッチングを見せているのである。
これをベンチで見ている走一郎は投馬に話しかける。
- 走一郎「間違いなく、この試合が、三田浩樹、高校時代のベストピッチだよ。」
- 走一郎「ここまで来てみろというお前へのメッセージだぞ。」
- 投馬「いや、本当に見せたいのは俺じゃないぞ。多分。」
三田が見せたいと思わせれている三田の妹・三田 亜里沙が席を立つと、隣で見ていた赤井 智仁が「トイレか?」とデリカシーのないことをいう。
亜里沙が「本当に赤井と兄弟なのか?」と聞くと、智仁は「兄弟だよ。血の繋がらないな。」と答える。
すると、「また、そのパターン?」と亜里沙が答えると、智仁は「どういうことだ?」と尋ねるので、「あのバッテリーと同じとういうことでしょ。」と答え、トイレに向かう亜里沙。
智仁は立花兄弟のことを知らなかったらしい。
14回の裏・東秀高校の攻撃。
1アウトの場面で、1番バッターがショートへゴロを打つと、ショートはエラーをしてしまう。
2番バッターはライトに打ち上げるが、ライトの駒が目測を誤り、ヒットにしてしまう。
1アウト、1、3塁で打席に入るのは3番バッター。
東秀の監督がこの守備陣でここまで0点に抑えている投馬を褒めると、三田は「褒めてやってください、監督の勝利インタビューで」と話す。
スクイズかと聞かれるが、クリーンナップだからと否定する。
しかし、監督の脳裏には、同じような場面で、チェンジになった記憶が蘇り、ちょっと待てというが・・・
投馬が投げると、バッターが快音を残して撃ち返すが、その打球は、また投馬のグラブに治るのである。
3塁ランナーが飛び出しているので、「ラッキー」と言いながら、3塁に送球する投馬。
しかし、その送球はサード南郷が取れない悪送球となり、3塁ランナーはホームに生還。
東秀高校が1−0でサヨナラ勝ちをし、死闘を制したのであった。
東東京大会が終わり・・・
ある朝、投馬が自室のベッドで起きて、リビングに行くと、誰もいなかった。
リビングの上には、東秀高校が勢南高校を3−2で撃破し、東東京大会を制した記事が書かれた新聞が乗っているのである。
投馬はテレビのところに、『第68回全国高校野球選手権大会 明青学園優勝決定試合』のビデオテープが置かれているのに気がつき、「見ていたのか」と呟くと、そのビデオテープをセットし、視聴を始める。
試合を見ながら、英介との過去の出来事を思い出すのであった。
ふと、投馬が起きると、「起きたので、投ちゃん。」と真弓から声をかけられる。
どうやら、投馬はビデオを見ながら、寝ていたらしい。
後ろを見ると、走一郎や音美がケーキを食べているので、投馬も一緒に食べ始める。
英介は、立花兄弟が負けてから、毎日、ビールを飲みながら、澤井 圭一と一緒にビデオを見ているようである。
何回もビデオテープを再生しているので、早くなんかにコピーしないと、切れると心配する走一郎である。
また、この日もビデオテープをビデオデッキにセットし、再生をする英介。
英介が「なんとなく、投馬に似ていると思わないか?母さん。」というと、ビデオが突然停止してしまう。
英介が騒いでいるので、投馬が「なんの騒ぎだ?」と言いながら階段を降りてくる。
すると、浴室から音美が顔を出し、「とっくに音美がDVDにダビングしておきましたので、ご心配なくとお父さんにお伝えしてください。」と言った後に、また戻る。
そして・・・
立花家でテレビを見ている英介と真弓。
そのテレビには、甲子園球場のマウンドに立つ投馬と、投馬のボールを受ける走一郎が映されていた。
スタンドには、吹奏楽部の音美がスタンドで声援を送っている。
ベンチには、大山監督と春夏マネージャー。
2アウト、3ボール、2ストライクの場面。
ラストボールを投馬が投げると、バッターは空振りをしたため、三振となる。
三振を取り、天高く拳を突き上げる投馬と、嬉しそうに見る走一郎。
真弓が兄弟の部屋を掃除していると、そこには甲子園球場をバックに明青学園野球部の選手が写された写真が飾られている。
そこには立花兄弟はもちろんだが、音美や赤井遼、夏野 一番、そしてパンチも写っているのであった。
【MIX】第24話(最終話)の感想
夏の甲子園・東東京大会準決勝の第一試合:明青学園ー東秀高校の決着が着きました。
延長戦に突入してもマウンドに上がり続けた両校のエース、投馬と三田。
三田は延長14回まで1人のランナーも出さないパーフェクトなピッチングを見せるのでした。
一方の投馬もバテバテながら0点に抑えていましたが、味方のエラーが絡み、ランナーを溜めた後に、ピッチャーライナーを悪送球してしまった結果、3塁ランナーが生還して敗戦してしまうのという結果に終わりました。
アニメ自体は、これで終わりですが、漫画では立花兄弟たちが2年となり、物語は進んでいます。
次のアニメも期待したいと思いましたが、エンディングでその2年に進んだ彼らが甲子園で投げている場面が映されているので、次のアニメはないのかなと思ってしまいました。
いずれにしても、全24話を楽しく見ることができました。
まとめ
『MIX』第24話(最終話)「似てると思わないか?」についての記事でした。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回・最終回「似てると思わないか?」は、2019年9月28日17:30(日本テレビ系列)より放送されます。
ぜひ、ご覧ください!
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最後に、『MIX』は下記のように放送されておりますので、ぜひご覧ください。
- 地上波テレビ東京系列:
・日本テレビ系列:毎週土曜日 17時30分〜
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