この記事では、彼方のアストラ11話ネタバレと感想を紹介していきます。
前回、10話は、ポリ姉の知る歴史とカナタたちの知る歴史が全く違うこと、さらにカナタたちは惑星アストラに住んでいるが、ポリ姉は地球に住んでいていたことが発覚した。
さらに刺客が誰か分かったカナタは刺客に罠を嵌めることに成功したのだった。
はたしてなぜカナタ達の知る歴史とポリ姉の歴史に差異があるのか、刺客はなぜカナタたちを殺そうとするのか。
目次
11話のあらすじ
刺客の正体に戸惑いを隠せないカナタ達。
旅の中で絆を深めてきた仲間が、なぜメンバーの一斉殺処分という使命を背負い続けるのか。
仲間の問いかけに刺客は自分の過去と動機を語りだす。
彼方のアストラ11話ネタバレと感想
使命
刺客のシャルスは自分の出自を話し出す。
過去回想
シャルスは小さいころから、ヴィクシアの王から自分は王の肉体となるという使命を負っていることを聞かされて育った。
シャルスは城の外に出ることを許されない。彼は毎日外の世界の情報を調べつくす。
その中で一番興味を持ったのは生物学だった。
事情を知る王女はシャルスを気にかけてくれ、一緒に動物や植物の観察をした。この楽しみが彼のすべてだった。
そういうふうに育ったシャルスは、自分の人生がこれでいいのかとも何も疑わなかった。
自分の使命が誰かに決められたことであるにもかかわらず、何も疑問を持たないシャルス。
小さいころから洗脳されてきたシャルスは、これが常識だと思ってしまうのも無理はないなぁ。
このこと以外知らないんだから、世界にはもっと楽しいことがあることを知らなかったんだよね。
だから一番旅を楽しんでいたんだと感じる。
ずっと笑顔だったし。
王女セイラのクローン
シャルスを理解できないカナタたちに、シャルスは王のために死ねることは素晴らしいことだと訴え、仲間なんていないと言う。
しかし、シャルスの本心は違うと思っているカナタは、シャルスに「仲間じゃねえなんて言わせねえ」と叫ぶ。
シャルスは、何度もカナタたちを殺す機会があったが、途中でやめている。
彼が抹殺を途中でやめたのは、アリエスが原因だった。アリエスは王の一人娘、王女セイラのクローンだった。
セイラとシャルスの過去回想。
セイラはクローンを生み出す父に反対していたが、父は自分のクローンだけでなくセイラのクローンも産んでしまった。
そしてセイラはエマという代理母の女性にアリエスを託した。セイラが名前をアリエスとしたようだ。
そしてアリエスとエマはヴィクシアを去った。
カナタのセリフがカッコイイ!シャルスは自分たちの仲間だと訴える演技は鬼気迫る感じや気持ちを爆発させている感じがして、鳥肌が立つほどです!
シャルスはセイラのことが本当に好きだったのが伝わってきます。もし、セイラとシャルスが結ばれたら親と同じ顔の夫になってしまいますが。
これを考えてもクローンは作るべきじゃないと感じます。
クローン抹殺計画
シャルスは自分を気にかけてくれるセイラを守ると決めていた。しかし、セイラは何者かに殺される。
そこで疑われたのはシャルスで、その後ずっと監獄で生き続けた。そしてクローンに対する法律が変わり、クローン抹殺計画が動き出し、それを担うのはシャルスとなる。
アリエスとセイラを一緒の人間だと思っているシャルスにカナタは「アリエスはアリエスだ、一緒にすんな」と訴える。
全て王のためだと話すシャルスにカナタは「王女が死んで悲しんだのも、アリエスを見つけて喜んだのもお前自身だ」と言う。
帰ったあと、また宇宙に戻って死ぬと言うシャルスにアリエスたちは変わればいいと涙ながらに訴える。
監獄で生きたのに苦しそうではないシャルスを見て本当に可哀想だなと思うし、異常な人間に育てられたことがひしひしと伝わってくる描写でした。
B5班一人一人が涙を流しながら変われると訴えるシーンは、感動して涙が出る。
このときにB5班の今までの旅のことが思い出されて感動が倍になります。
カナタの右腕
分かっているが、もうどうしようもないと泣きながら言うシャルス。シャルスは死ぬつもりで球体を出し、「ごめんよ、皆、本当は好きさ」と初めて本音を言う。
カナタはシャルスを助けようと走るが球体の後ろに回り込むのは間に合わないと感じる。そしてカナタは反重力シューズを使い球体の上をジャンプしてシャルスのもとに行くが、右腕が球体の中に入ってしまう。
そこでシャルスは球体を焦って消すが、カナタの右腕は切断され、宇宙のどこかに飛ばされる。
そして涙を流して謝るシャルスにカナタは「お前は俺の右腕だ」と言うのだった。
シャルスが前に話したカナタの右腕として頑張るよというセリフがここで伏線回収されるとは本当に鳥肌が立った!
全然、伏線だったことにすら気づいていなかったし、本当にすごい!右腕が切断されることも考えていたのはすごすぎる!
シャルスの本音が出て死ぬ覚悟をして呟くシーンが感動する!本当は皆と共に地球に帰りたいけど、本当は皆との旅が楽しかったけどもう自分ではどうしようもないことがこの呟き一つで全て伝わってくる!
そしてシャルスを助けたカナタのカッコよさ!ここで思うのは、カナタは主人公という役割だけでなく、皆の心を解き放ち、助けるヒーローのような役割もあるんじゃないかなあ。
さらにカナタが痛みに耐えながら「お前は俺の右腕だ」と言うシーンが、シャルスに絶対これを伝えないとという意思があるように感じた。
全体的にB5班の旅で育まれてきた絆がどれだけ強いかを表した集大成のような回だったと思います。
まとめ
今回は、シャルスの出自と抹殺計画の動機、B5班一人一人の思い、カナタの右腕が切断されるなどがありました。
本当に神回でしたね!
今までの旅がフラッシュバックするようなシーン、皆それぞれ旅で感じたこと、学んだこと、成長したことを思いだしてシャルスに変われると訴えかけるシーン、カナタの右腕が切断されて、シャルスに「お前は俺の右腕だ」と言うシーンは圧巻でした。
これは涙なしでは見られない回です!
これまでの集大成のような回でした!
次回最終話すべての真実が明かされる!次回もお楽しみに!
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